ケッシュ・テクノロジー基礎理論

2014/06/11

ケッシュ氏の文献の中に頻繁に出てくるMAGRAVS(Magnetic and Gravitational Field)、直訳すると磁力と重力の場、とはどのようなものなのか?「マグラブスの働きによってこうなる」という結論に導かれる事も多いキーワードでもある。彼の一冊目の著書「The Universal Order of Creation of Matters - 物質の創造における普遍的秩序」で説明がされている。

まず本の最初の「紹介」からの簡単な用語解説によると、

磁力 (magetic forces) とは、それぞれに方向性と流れを持つ磁気線 (rays) のことで、それらがお互いに影響し合って作られた動的な領域が磁場 と呼ばれる。」

プラズマ磁場 (plasmatic magnetic field) とは、似たような強度をもつ磁場の集合体で、物質の元となる基礎的なもの。」

ということになる。

プラズマ (plasmatic) という言葉も頻繁に出てくるが、一般的に使われる「物質の第4の状態」ではないことが多い。(物質の状態=States of Matter には普通は、1.固体、2.液体、3.気体とあって、プラズマが第4状態とされている。→ プラズマ 。取り合えずは、「プラズマ磁場=磁場の集合体」のようなものと憶えておけば良いようだ。(ケッシュ氏が勝手に新たに定義してしまった!!)この定義からすると、原子、陽子、電子、星もすべてプラズマと呼ばれることがある。


以下、ケッシュ氏の著書 「物質の創造における普遍的秩序」を基にした解釈。


プラズマ磁場-基礎的粒子

マグラブス
(以下、重力磁場と呼ぶ)の創生に使われる素材は、宇宙のスープ (原文でもsoup) の中に存在する。このスープの意味はよく判らないが、色々な具が混じって浮かんでいるというイメージだろうか?広大な宇宙のスープの中には“プラズマ磁場”という様々な強度を持つ“具”が無数に存在する。これらの具の元は星での核分裂、融合などを通して起きた磁場の相互作用で放出された物質やその磁場の残留物である。
(図1)

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図1:プラズマ磁場のグラフィック・イメージ
A: いろいろな強度をもつプラズマ磁場   B:運動している動的なプラズマ磁場


これらのプラズマ磁場の中でも強度の弱いものは、宇宙の様々な場所で“群れ”を作ってグループで運動しているとみなされる。この群れの中にも強度に違いがある。ここでは(本の中では)プラズマ創生について簡単に説明するために簡素化して3つの運動中の群れ A、B、C を例にとる。強度の違いは数字で表示する。(図2)

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図2:プラズマ磁場の構成要素の群れA、B、C

 


物質磁場の創生

まず 最初に、少なくとも一組の同程度の強度をもつプラズマ磁場を持つ群れ A と Bの相互作用があるとする。(図3)
 
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図3:動的なプラズマ磁場 A1 と B1 が磁場の相互作用を始める。


強度が違うプラズマ磁場は引かれ合うが、ほとんどの場合は連結できずに、強度が近いか同等のプラズマ磁場同士のみが連結する。プラズマ磁場A1のN極とB1のS極が引き合うと考えられる。(図4)

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図4:プラズマ磁場の相互作用と連結の過程


宇宙におけるすべての磁場とプラズマ磁場は常に動的で運動をしていると考えられる。磁場は本質として、他の磁力をもつエンティティ(存在物)にいつも引かれ、相互作用をし、お互いに常に引力や斥力が働いている。こうして宇宙では物質の磁場は常に運動状態を維持する。この様々な強度をもつ動的な磁場の混合により、宇宙では、または局在的にプラズマ磁場の“スープ”ができる。

図4の最初の相互作用が群れAとBの連結のステップ1である。この連結により、ここで初めて重力磁場(マグラブス)が誕生する。(図4-e) これがプラズマの源(種子)で、ここで物質の磁場の創生に不可欠な最初の重力磁場(マグラブス)の準備ができ上がり、活動が開始される。(図4-e)これをもって、強度の弱い群れの間に最初の重力の場(図5B-G1)と磁力の場(図5B-M1)の力が生まれたことになる。

これらの動的な場は引き合う力と相互作用により内側に湾曲し、全体として球状になると考えられる。

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図5:プラズマ種子の創生
A:プラズマ磁場の最初の組成  B:プラズマの種子


説明を簡素化するために最初のプラズマ的な重力の場(図5-G1)とプラズマ的な磁場(図5-M1)は、ここからは統合してG1または重力磁場(マグラブス)と呼ぶ。
(図6) G1(+M1)

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図6:プラズマの構成要素である物質磁場の最初の重力磁場(マグラブス)が創生された。 


著書からの要約はここまで


*プラズマは磁場の集合体の総称のように使われているので、物質もプラズマで、その物質を形成しているものにもプラズマの名が使われ、とてもややこしい状況だが、こうして重力磁場(マグラブス)は生まれる。

重力磁場には磁力と重力の場の力が必ず共存し、2つの場のバランスが取れた境界線を極限とした球状磁場を形成する。この二つの場の一方の強度の変えることで様々な効果が現れる。これがプラズマ・リアクターの原理と関係ある... 


参考資料:「The Universal Order of Creation of Matters」
 



以下、マグラブス(磁場+重力場)って何?のつづき

G1は、私たちがいわゆる“物質”(
固体、液体、気体の3態がある。)と呼んでいる部分を構成している要素、物質磁場の種子(源)である。

最初の重力磁場G1ができても、群れ A と B の残りのプラズマ磁場は重力磁場の動的作用によりG1の周辺に留まり動的なひとつの群れとなる。(
セット P1)

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図6: セットP1-プラズマの物質磁場の種子となる重力磁場(G1)と残りのプラズマ磁場の群れ。


 
群れA と Bの残りのプラズマ磁場は強度が合わず結合できないが、セット P1は動的で運動をしているので、広い宇宙空間で、同等のプラズマ磁場を含む群れCに出くわすチャンスがある。


反物質磁場の創生

セットP1のやや強めの場と群れCの同様の場が相互作用すると、強い重力磁場が生れる。こうして最初のG1の近くに、やや強度が高いプラズマ磁場による新しい重力磁場G2が生まれる。これが反物質磁場である。(図7)G2は G1とは異なる特徴を持ち、場の強度が高くG1に影響を及ぼす。だが、G1の強度は高めずに密度を高める。そのためG1の質量が増す。


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図7:反物質磁場のプラズマ磁場、右側はその重力磁場を示している。 


新しい場の相互作用により作られた強い重力磁場G2は、弱い重力磁場G1と同じプラズマの環境内に隣接してG1に結合する。(図8)だが、G2は独立したエンティティ(存在物)でG1の働きには関与しない。
 
プラズマの強い重力磁場の相互作用により作られた透過性のある重力磁場がプラズマの反物質磁場の構成部分となる。セットP1と群れCの強い磁場による相互作用で、新しい重力磁場G2が生れてセットP2になる。(図8)

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図8:セットP2-物質磁場(G1)、反物質磁場(G2)、元の3つの群れに残ったプラズマ磁場


要するに、弱い重力磁場G1(物質磁場)と強い重力磁場G2(反物質磁場)は隣接して結合、共存し、元の群れA、B、Cの残りのプラズマ磁場を周辺に維持している状態がセットP2。(図8)

この、セットとなった強度の違う2つのプラズマ重力磁場の相互作用は、太陽系における地球と太陽が独自に運行している関係に似ている。地球がG1重力磁場、太陽がG2重力磁場ということである。



暗黒物質磁場の創生

G1、G2が創成されたのと同じプロセスで、群れに残された磁場からG3の重力磁場環境が創成される。ただ違いは、G3の外向きの重力磁場の強度は、G1、G2、と群れA、B、Cを統合したプラズマ磁場とバランス状態にあるということだ。

G3には重力磁場があるとしても、同じ環境内のプラズマ磁場とのバランス状態にあるために、相互作用もなく球状磁場も存在しないように見える。この相互作用の欠如からG3には光がなく、あっても僅かである。この領域を暗黒物質磁場と呼ぶ。(図9)

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図9:暗黒物質磁場のイメージ図


ブラックホールや太陽の黒点、土星の輪の暗い部分の創成は、この暗黒物質磁場の基本原理と同じであると考えられる。ある時間における与えられた環境のプラズマ重力磁場の力との均衡によるものだ。

実際、G3の重力磁場の力は周りのプラズマ物質磁場の力と相互作用をしていて、部分的に放出されるG3のプラズマ磁場はG1、G2に運動エネルギーを供給しプラズマ全体の統合性を保つ役目を果たしている。(図10)


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図10:セットP3-物質磁場(G1)、反物質磁場(G2)、暗黒物質磁場(G3)の重力場の相互作用





*物質に固体、液体、気体と3態があるように物質磁場にも3態があるということらしい...

*ここで用いられた反物質、暗黒物質という言葉は、一般的に用いられる意味とはもちろん違うようだが、今までにない観念を現すのに、解りやすくするために従来ある言葉を使ったという。後にこれらは、 principal matter (主要な、根源の物質)、transition matter(推移中の物質)と命名された。

*本での説明によると、「プラズマとは、2つ、またはそれ以上の同程度の強度をもつプラズマ磁場の相互作用により生れた基礎的磁場(物質磁場、反物質磁場、暗黒物質磁場)の組み合わせによる集合的な存在と考えられる。」そうだ。プラズマ・リアクター内で“プラズマを開く”というのはこの磁場をコントロールして“物質磁場”以外の部分に蓄えられているエネルギーを取り出せる、ということのよう。

*現在、公害物質として削減が求められているCO2空気中から取り込んでエネルギーに変換することが可能だそうだ。要するにエネルギーは私たちの周りにすでに存在しているだけでなく、現在の公害物質=ゴミ が次世代のエネルギー源になるという、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のような世界がもうすぐやって来ることになる?

物質磁場の3態 ケッシュ・モデル

Keshe model matter field

図11-異なる磁場の状態(物質磁場、反物質磁場、暗黒物質磁場)の相互結合を示すケッシュ・モデル


参考資料:The Universal Order of Creation of Matters
 


2014/07/02

ワームホールとは、もしも通過可能な構造であれば、光速より早く時空を移動できる数学上の可能性の領域。(→ http://ja.wikipedia.org/wiki/ワームホール )ケッシュ理論によると、プラズマの中心にはそれに類似した領域が存在するらしい。プラズマ内には物質磁場の3態(=物質+反物質+暗黒物質)があるが別の領域もあり、それらが一体となって全体を調整しながらプラズマを構成しているようだ。

以下、
1)マグラブス(磁場+重力場)って何? 
2)物質、反物質、暗黒物質は三位一体となっている  

のつづきで、ケッシュ氏の著書 「物質の創造における普遍的秩序」からの要約。



トーラス場の力の創生

元の三つの群れA、B、C の残りのプラズマ磁場の相互作用と、動的(ダイナミック)なG1、G2、G3の性質により、残りのプラズマ磁場のいくつかはG1、G2、G3の中心に位置して回転し、3つの重力磁場(マグラブス)を連結させる力となる。(図13-F1) 
 G1、G2、G3は動的な存在で継続的に運動しているためにエネルギーとモーメンタム(運動量)を失う。そこで内側にあるF1領域に接触する事でモーメンタムを得る。

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図13:元の三つの群れの、強度が異なる残りの
プラズマ磁場の相互作用により、球状のトーラスが
中心にできる。


F1領域のプラズマ磁場の強度は同等ではないために物質磁場の3態にはなれず、重力磁場(マグラブス)が創生できないため、この中心部分は重力に欠ける。
このF1領域は動的な3つの重力磁場(マグラブス)に囲まれた、重力の場が欠損しているトーラス
状の力の場に例えることができる。(図13、14)

実際、F1のプラズマ磁場は部分的にエネルギーに変換されることでプラズマは全体としての動的なバランスを保っている。これは自然なプロセスで宇宙のプラズマの内的構造であると考えられる。F1のような動的で球状の重力に欠ける領域は一般に宇宙でワームホールと呼ばれているもので、過去に科学者はこのような領域では光速に近いスピードで移動ができると仮定した。

この動的な磁場領域との接触で、物体のスピードの加速が可能だと考えられる。これはプラズマの構造内でのジェット気流に乗った高速移動とそれほどかけ離れた話ではない。だが銀河でのワームホールについては、スピードも行き着く場所もおそらくコントロールは出来ない。

宇宙にはプラズマ内の物質磁場や物理的な物質の運動加速に利用可能な、F1の
動的なプラズマ磁場が点在している。これらの場所を見つけるのは創生のプロセスとポジショニングを理解すればそれほど難しいことではない。


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14:基本的なプラズマを構成するプラズマ磁場とその力


 


2014/07/09


のつづきで、「物質の創造における普遍的秩序」からの要約。



推移領域のプラズマ磁場

球状の物質磁場3態はそれぞれ独立していて個別に作動しているが、時としてプラズマ内で接触し合うこともある。(図15-グレーの領域) 

3態の物質磁場の境界部分の、結合の弱いプラズマ磁場は動的なプラズマ磁場が推移する領域で、プラズマ構造内全体の“エネルギー推移領域” と呼ばれる。これは実際にはプラズマ磁場というより磁力線の混合物と見なされる。これらの強度が増してレベルが合うようになるとプラズマ内の3態の物質磁場すべてに共有されるようになる。

この時点で、どこにも結合せずプラズマ内で自由運動をしている元の三つの群れのプラズマ磁場がいくらかまだ存在する。これらは時間と共に3態の物質磁場にプラズマ磁場を供給するか、部分的に結合させる磁場の力となる。
 

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図15: 3態の物質磁場とF1の相互作用


これで元の3つの群れのプラズマ磁場すべての役割を考慮にいれた、ひとつに統合されたシステムが出来あがった。これがプラズマの基本的な構造で、 “物質磁場の創生における普遍的秩序” のケッシュ・モデルだ。(図16)これはまた “中性子プラズマの基本的構造” でもあると考えられる。(図17)

(プラズマのライフサイクルにおいては、異なるプラズマ磁場の強度をもつ複数のG3とF1 がプラズマ中に含まれることもある。)

2021
16:基本的プラズマ(左)と、それを構成しているプラズマ磁場のケッシュ・モデル(右)


基本的プラズマは重力磁場(マグラブス)が存在するため、周りの環境に対して独立した球状磁場を維持する。内的に磁場のバランスを保つ中性子でも重力磁場(マグラブス)は存在する。

陽子や中性子について議論する場合には、原子核内の物質磁場、反物質磁場、暗黒物質磁場、トーラス、推移領域磁場など、プラズマ全体の構成要素を考慮に入れる必要がある。これらすべてが一体となって陽子プラズマ、中性子プラズマを構成していると考えるべきである。物質の磁場3態すべてが揃っていないプラズマの存在はあり得ない。

 
Keshe model
図17:基本的プラズマ(中性子)の構成要素イメージ図


著書からの要約はここまで


参考資料:The Universal Order of Creation of Matters   



*前述のとおり、1冊目の著書「物質の創造における普遍的秩序」では、“暗黒物質”  “反物質”と呼ばれたそれぞれの磁場は、2冊目の「光の構造」では"Transition matter" 、 "Principal matter" と改名されてしまい、また新語が作られてしまった!その後は新語が使われているようなので、紛らわしいがここでも新語を併記しておきたい。

*"transition"  は文字とおり「移行、推移」 という意味だろうが、"principal " には「主要な、第一の、根源の」というような意味があるが、どういう意味でつかっているのだろう?本の中の説明では、"origin"(起源) という意味があるとのことなので、ここではそれぞれ“推移物質” “根源物質” としておいた...





2014/07/13

原子とは物質をつくる基本構造で、原子核と電子からなり、原子核のまわりをぐるぐる回っているのが電子。だが電子は特定の軌道に沿って回らずにある確率で原子核のまわりに分布している。原子核は陽子と中性子からなっていて、陽子は正の電荷、中性子は無電荷、電子は負の電荷をもつ。などと教わったことを思い出しながら以下読んで頂きたい。


「物質の創造における普遍的秩序」からの要約。


中性子(基本的プラズマ)の崩壊

基礎的な磁場の粒子の相互作用がプラズマ磁場を生む、という仕組みから新たな理解に至った。プラズマ磁場の相互作用により物質磁場の3態(物質、推移物質、根源物質)ができ、更にそれが基本的プラズマ(中性子)となり、それが崩壊すると陽子と電子が生まれ原子となる。これらの相互作用とその集合体によって分子や物質(固体、液体、気体)ができるのだ。

基本的プラズマは中性子の特性を持つ。(図18)中性子は構造的に、安定した動的なプラズマ磁場環境をもつと考えられ、また物質磁場3態とF1という大きな内容物を含むために強い引力が働いている。そのため全体の質量は崩壊後の陽子と電子の質量の個々の総和よりも大きくなる。


Keshe model
図18:中性子の磁場3態イメージ図



基本的プラズマが最終的に、プラズマ磁場の力の均衡が取れた安定状態を保ちながら存続するには、基底の質量レベルにプラズマ磁場を減らす必要がある。このためプラズマは崩壊し、プラズマの構成要素が分割されて二つの独立したプラズマ磁場となる。だが、これらはお互いに連結している。(図19-8)

両者のプラズマ磁場はバランスが取れ、一方は大きく元のプラズマ磁場の質量の多くを保持して中心に位置をとる。(図19-7)もう一方は小さく元のプラズマ磁場からの質量が少ない。質量と重力磁場の強度から大きい方が陽子となり、新たに放出されたバランスの取れた小さいプラズマ磁場は同じ原子内の電子となる。(図19-8) 

根源物質は物質磁場3態の主要な磁場で最も強度があり、太陽系における太陽のようなもので、中性子の崩壊は根源物質磁場内から始まると考えられる。それと同時にプラズマの重力磁場(マグラブス)の力の総合バランスが崩れ、推移物質磁場内のプラズマ磁場が分裂を起こす。(図19-1)

基本的プラズマ崩壊の過程
Process of neutron decay
図19:中性子の崩壊サイクルで陽子と電子が生まれ原子となる8つのステップ

プラズマは全体として安定した均衡状態に到達しようとするので、根源物質磁場と推移物質磁場の更なる分離サイクルのプロセスは、物質磁場に分裂が起こるまで続く。(19-2、3、4) 

プラズマ内で分離した物質磁場の3態と残りのプラズマ磁場は、内部の動的作用によりお互いに引き寄せられ独立したミニ・プラズマとして元のプラズマ構造内に現れ、電子として埋め込まれる。(図19-4) 

電子プラズマは内部形成を得て、独立し安定した重力磁場(マグラブス)を確立し球状磁場を持つに至る。 この時点でプラズマ電子は、基本的プラズマ内の残りのプラズマ磁場と物質磁場3態との重力磁場の位置バランスを取ろうとする。(図19-5、6)

二つのプラズマの重力磁場の位置バランス が取れると電子プラズマは基本的プラズマの領域内から押し出される(図19-7)

ここで陽子と電子の間にギャップ(隙間)が生れ、電子のエネルギーは陽子に対して基底レベルとなる。この時点をもって、陽子と電子をもつ原子が出来上る最集段階に達したことになる。(図19-8)ここから電子は陽子の周囲で運動を始める。
 
 
電子と陽子のプラズマは同じ基本的プラズマを親にもち、ほぼ同時に独立体として生れたため両者の構造とその物質磁場は類似している。(図20) 分裂により両者はそれぞれにバランス状態を得るので、元の重力磁場の完全な総合バランスの形状が保全される。

Proton and electron
図20:陽子と電子の物質磁場の構造は類似している


基本的プラズマの崩壊は、構造的に重い原子を軽くする原子核の崩壊と同様に自然なプロセスだが、プラズマは元の位置、運動、球状磁場の境界線を保つためにプラズマ磁場を利用して解体する。これにより元の形状の存続が確立される。(図21)

Hydrogen atom - 48
 図21:基本的原子(水素)のプラズマ磁場


原子の構造上、陽子と電子の数が常に等しいのは、この中性子崩壊の仕組みのためで、これ以外に陽子と電子が作られる自然な方法は宇宙にはない。


2014/07/16


以下、上記事のつづきで、「物質の創造における普遍的秩序」からの要約。

陽子周辺の電子の運動 

電子が原子核の周辺を回り続けるということは、電子と原子核が重力磁場(マグラブス)の力とポジショニング(位置決め)をお互いに原子内で維持し続けているということを示唆している。

物質磁場3態(物質、根源物質、推移物質)は、基本的プラズマの構造内で独立した動的なプラズマ重力磁場の力を保有している。これらの物質磁場3態の場は、個々にも集合的にも原子核プラズマの境界域を超えて広がる。

電子はそれ自体が物質磁場3態(物質、根源物質、推移物質)のそれぞれの重力磁場を保有している。と同時に物質磁場3態すべてのプラズマ磁場の集合的な力も保有している。これと同じことが陽子にも言える。(図22)

原子核プラズマ(陽子)(図22)からのこれらの動的な力の総合的効果が原子核の衛星である電子の回転軌道に影響を与える。だが、電子プラズマ(図22)もまた、陽子と同様に物質磁場3態をもつ。よって中心のプラズマ(陽子)の動的な物質磁場3態のプラズマ磁場と、電子の動的な物質磁場3態のプラズマ磁場はお互いに影響を及ぼし合う。これが、電子が原子核周辺で一定の明確な軌道を持たない理由である。

Proton and electron
図22:陽子と電子の相互作用イメージ図
陽子と電子のそれぞれの物質磁場3態(物質、根源物質、推移物質)の
動的なプラズマ磁場と、これらのプラズマ、重力磁場の総合的な相互作用が
原子核に対する電子の運動とポジショニングを起こす。


よって、電子が持つ物質磁場のそれぞれの3態(物質、根源物質、推移物質)が、陽子のもつそれぞれの物質磁場3態(物質、根源物質、推移物質)を通過するたびに、向き合うこれらの重力磁場は互いに相互作用し合うことになる。それに加え、陽子と電子内のこれら特定の物質磁場に対する、陽子と電子の総合的な重力磁場のポジショニングが起こる。(図23)
Irregular path of electron - 50
図23:連続的な重力磁場の再ポジショニングが電子プラズマの軌道を不規則にしている。


陽子と電子は両者とも独立した動的エンティティ(素子)であるため、このような相互作用とそれに関るそれぞれのプラズマの二つの物質磁場での重力磁場の再ポジショニングは継続して繰り返されていく。

二つの動的なエンティティの絶え間ないポジショニングは、質量が小さい方のエンティティである電子の陽子周辺の運動に絶え間なく変化を及ぼす。この再ポジショニング運動の繰り返しが電子に不規則な運動をさせ、 “不確定” な位置を与えている。(図23)

つまり、その時点での重力磁場による相互作用が、電子を原子核の近くに引き寄せたり、遠ざけたりして、電子は陽子に対する全体の重力磁場のバランスが保てるよう即座にポジションを変える。そこで再び二つのプラズマ内の別の物質磁場3態(物質、根源物質、推移物質)が向き合うことになり、新たな相互作用が起こる、ということだ。

その結果、電子の物質磁場は新たに向き合った陽子の物質磁場と、双方のプラズマの総合的バランスの取れた重力磁場のポジショニングを行う。こうして、物質磁場同士の新たな相互作用が継続され、陽子と電子は新たな重力磁場のポジショニングを行い、全体としてバランスの取れた電子と陽子の距離が維持される。

これを重力磁場ポジショニングの原理、または単に重力磁場ポジションニングと呼ぶ。(Magravs positioning principle / Magravs posioning )

電子は陽子の周辺をまわりながら、陽子の物質磁場3態と総合的な重力磁場に対して、双方のプラズマ内の物質磁場3態の重力的な引く力と磁場の押す力の総合的なバランスを取っている。このため陽子に対する位置と距離を変える。電子は原子内で、重力磁場のバランスとポジショ二ングの原理に従い、陽子の周りの運動を維持している。(図23)
 
原子を構成している陽子と電子の総体的な重力磁場の強度は等しく、距離に最大値と最小値がある。それは、その場における陽子に対する電子の場の強度から得る事ができる。この両者間の距離の最大と最少の値は振幅と呼ばれ、電子は中心点に対して不規則運動をしているかに見える。
 
だがこれは、電子の動的な物質磁場3態の重力磁場が、より密度の高い磁場をもつ陽子の動的な磁場のプラズマと相互作用し、バランスの取れた位置関係を取る運動を維持し続けているのである。(図23)

実際、陽子の周辺を運動している電子の不規則な軌道を観測することで、陽子と電子はいくつかの異なる物質磁場で構成されているという結論にいたることが出来る。

著書からの要約はここまで





2014/07/17

原子の構造、温度、圧力と重力磁場の関係

元記事: https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=625254690915629&id=126388777468892




原子の構造と、
温度、圧力と磁場の関係について説明する。

これらのリングは窒素の原子内部の陽子と中性子だとする。各リングの内側にはプラズマがあるので重力磁場を保有している。 これらは双方がお互いに対してポジショニングをして位置を得ているので、お互いにある一定の距離を越える事はできない。一方を動かすと他がそれに合わせてポジショニングをする

陽子や中性子の数が増えると、容積が増す。これらの陽子と中性子をお互いに近づけると磁場は縮小される。圧力とは磁場の縮小の度合いである。磁場が縮小されるほど摩擦が大きくなる。よって温度が上昇する。温度とは実際、磁場の放出の度合いである。

陽子と中性子の数が多い原子では容積が増す。ここには陽子と中性子しか置いてないが、電子があれば容積はさらに大きくなる。

水素の原子では、陽子と電子が一個づつで容積はずっと小さい。水素原子の直径は窒素のそれより小さいので、ある一定の容積の水素原子の数は、窒素原子の数より多くなる。よって重力磁場の見地からすると、今日の主流物理界で使われている気体の等式は誤っている。


2014/07/18


原子番号が増すにつれ、原子核と電子の重力磁場を安定させるため、バランスの取れた内部構成をもつ中性子のプラズマが必要になる。実際、中性子は独立した球状の重力磁場をもつため、原子核内で陽子間の磁場のつり合いを取り、位置を安定させる役目を果たしている。(図24)

Helium
図24:より複雑な原子(ヘリウム)のプラズマ磁場イメージ図 


重い原子に多くの中性子がたくさんなければ、陽子の位置を安定させる重力磁場のバランス空間が作れなくなる。よって、陽子間の引力によりおそらく原子核の一部が閉塞状態になり炸裂してしまうであろう。この重力磁場によるバランス空間をギャップ(隙間)と呼ぶ。

ヘリウム原子のようにもう少し複雑な内部構成をもつ基本的プラズマの構造を図24に示した。これは、中性子、陽子、電子、それぞれの動的な物質磁場3態の相互作用による内的な重力磁場と、総括的な原子の外部境界域の重力磁場の作用を表わしている。(図24)

陽子と電子の重力磁場バランスを綿密に観察すると、重い原子の電子軌道が理解できる。陽子の数が増すと原子核内の中心で陽子の重力磁場の境界域が増すため、電子は次の軌道に重力磁場の位置を得る。

陽子は動的なエンティティ(素子)であるため、数が増えると原子核内の限られたスペースでは自由運動ができない。そこで重い原子では重力磁場のバランスの取れた中性子がさらに必要になる。よって、中性子と陽子の数が増えるほど原子核の球状磁場の境界域が大きくなり電子の位置が中心から遠ざかる。すべての電子、陽子、中性子のプラズマ磁場の重力と*M磁力の場は常に総括的にバランス状態にある。

どのような磁場においても、(例えば惑星のM磁場のように)負荷は引く力で重力の場の強度によるもので、正荷は押す力でM磁場の強度によるものだという基本的理解が必要である。

電界と電流については、負の電荷はプラズマと物質磁場3態が保有する重力磁場の重力による引く力の流れで、正の電荷はM磁力の押す力の流れであると理解できる。これはある意味で電気回路のインピーダンスと電気抵抗を説明している。インピーダンスは原子に対するプラズマ磁場の重力的な引く力の流れの測定で、電気抵抗は原子に対するプラズマ磁場のM磁力による押す力の流れの測定である。

著書の要約はここまで


*本の中の説明によると、恒星や惑星などのように磁力の場に必ず重力の場が伴う場合の「磁力- Magnetic」 を書き表す場合には、単なる 「磁場」と区別して大文字のMで始まる “Magnetic” で表記する、とのことなので、その場合ここでは「M磁場」と表記した。ややこしい...


参考資料:The Universal Order of Creation of Matters

関連記事:ケッシュ氏の本が日本で売れてるらしい...BOOK 1 (2013/11/21)




2014/07/21

1)マグラブス(磁場+重力場)って何?
2)物質、反物質、暗黒物質は三位一体となっている
3)プラズマの中心にはワームホールがある!?
4)基本的プラズマのケッシュ・モデル
5)中性子が崩壊して陽子と電子になる
6)重力磁場3態の相互作用が電子の軌道を不規則にしている

7)中性子は原子核の重力磁場(マグラブス)を安定させている
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上記事のつづきで、「物質の創造における普遍的秩序」からの要約。 

原則として、物質磁場を含むどのような磁場の強度も、それを作り出した二つの場の位置に依存している。例えば電子の推移物質磁場が陽子の根源物質磁場と相互作用する際には、総括的な電子プラズマと陽子プラズマの重力磁場(マグラブス)ともそれぞれに相互作用する。それが電子の推移物質磁場の位置と陽子に対する距離を決める。

電子と陽子が接近すると、それらを構成している内的要素がもつ重力と*M磁力の相互作用が電子の軌道を変え、原子核内のすべての陽子の総合的な場の強度が電子と原子核の距離を決める。

宇宙における物体と場の運動はすべて、物体のプラズマ磁場、磁気線など、ある一方のエンティティ(素子)の総体的な 重力磁場の、他方のエンティティに対するポジショニングによるものである。これを “普遍的な重力磁場ポジショニングの原理” と呼んでいる。


 普遍的な運動の仕組み

ある物体の磁気線やプラズマ内の物質磁場3態と、他の物体のそれらとの間で連続して起こる動的な重力磁場のポジショニングは、物質磁場と物質に運動を起こす、または運動に導くことができる、という原則がある。

この重力磁場ポジショニングの継続的変化により、ある一つのエンティティ(素子)がもう一方のエンティティに運動を起こすメカニズムを私は “普遍的な運動の仕組み” と呼んでいる。

原子とその構成素子による相互作用、分子、宇宙における太陽系のシステム、銀河システム、これらすべてはこのシンプルな普遍的運動の、同じ仕組みによって運動している。お互いに引き合う二つの物体の普遍的運動は、物体内のすべての総括的な動的プラズマ重力磁場の強度による相互作用と、物質磁場の構成素子とその力による引力に基づいている。システムの物理的な大きさとは関係していない。 

すべての引き合う物体は、電子の陽子周辺の運動、基本的プラズマ内の物質磁場の運動と同じ原理に従っている。“宇宙における運動” はすべてが重力磁場の強度によるポジショニングである。

これからは、運動を生むには物質磁場供給(*マトマグス)を利用すれば、燃焼燃料は必要が無くなるということは明らかである。どのようなシステム内であっても、適切な動的重力磁場の強度を作れば、他の物体に対する重力磁場ポジショニングによる運動が得られる。これは “重力磁場ポジションニングの仕組みと重力運動の普遍的原理” として知られるようになるであろう。

このポジショニングの原理は、将来的に自動車、船舶、航空、宇宙産業における動力システムとなるだろう。車のエンジンも液体燃料も、ロケットの推進ジェットも要らなくなる。

重力、あるいは重力磁場のポジショニングとは、あるシステムによる、もう一方の物体、プラズマ、または惑星や恒星の重力磁場に対する集合的な重力場とM磁場の効果のことを指す。運動の普遍的な秩序において、プラズマの重力場とM磁力場は統合されていて、これらは同時に共存している。一方の存在なしに他方が存在し作動することはあり得ない、ということを理解しておくことは重要である。

宇宙では、根源物質磁場同士、推移磁場同士のプラズマ磁場による重力磁場ポジショニングが実際存在する。未来の重力磁場システムは、船艇が進む重力場の強度と空間を制御するよう設定され作動する。物質磁場のプラズマ磁場による相互作用を利用して、リアクター内にポジショニングに必要な重力磁場を作ることが私たちには可能なのだ。

例えば、ある惑星の大気中の重力磁場に対してバランスの取れた新たなポジションを取ろうとするシステムを作れば、惑星の表面に対してリアクターに運動を起こさせることができる。

地球に対する重力磁場ポジショニングで運動を生み出す重力リアクターを航空機に装備することも可能だ。あるいは惑星や太陽系や銀河に対してポジショ二ングするシステムを宇宙船に装備することも出来る。

空間運動の未来は、宇宙の仕組みに合致した重力ポジショニング・システム(*グラポス)の原理にある。これは何億年もの間、宇宙に存在している動的な運行システムである。

著書の要約はここまで


*本の中の説明によると、恒星や惑星などのように磁力の場に必ず重力の場が伴う場合の「磁力- Magnetic」 を書き表す場合には、単なる 「磁場」と区別して大文字のMで始まる 「Magnetic 」で表記する、とのことなので、その場合ここでは「M磁場」と表記した。

*「マトマグス」は、“MATMAGS = MAT ter MAGnetic Supply” の略で「物質磁場供給」の意味。

*「グラポス」は、“GRAPOS = GRAvitational POsitioning System” の略で「重力ポジショ二イング・システム」の意味。




参考資料:The Universal Order of Creation of Matters




2014/07/23

7)中性子は原子核の重力磁場(マグラブス)を安定させている


希釈には薄めるという意味があるがここでは、プラズマ内でギュッと詰まって濃縮されている物質磁場やプラズマ磁場のスープを、リアクターを使って薄めるというイメージのようだ。要するに磁場をゆるめて解きほぐし自由に動きが取れる状態にする、という意味で使っている。


プラズマ希釈テクノロジー

私たちはプラズマや物質磁場、それを組成している基礎的粒子を創生、制御する、という新たな知識を得た。プラズマ希釈テクノロジーは、新しいアプローチでこの知識を利用したものである。これは、エネルギーや動力、医療への応用、新マテリアルの生産ほか、他の多くの分野に新たな可能性を生み出す。

プラズマ希釈テクノロジーは、プラズマの構成素子である、物質磁場3態やプラズマ磁場から成るスープの中で、これら構成素子を希釈した(結合をゆるめた)ものである。それには、特別にデザインされた*ニュークリア・リアクターを用いて、その構造内にプラズマを安全に保有できるような環境を作り出す。

このリアクターは、現存のエネルギー産業のように核廃棄物やCO2などの汚染物質を環境に生み出すことがない。

プラズマの内的環境に類似した、ゆるいプラズマ磁場を作り出せることを理解すれば、リアクター内にプラズマ磁場のスープ環境が作れる。リアクターのコア(炉)内のプラズマ磁場環境を、このスープ中にある基本的プラズマのプラズマ磁場を結合している力(クーロン障壁)に合わせれば良い。リアクターの作動により、この障壁は磁力的に希釈されて(ゆるめられ)ソフトになり、プラズマが開く。プラズマ内の物質磁場3態は、リアクター内の物質磁場3態と場の力からなる薄まったスープの一部となる。

結合の弱いプラズマ磁場のスープ

プラズマ磁場で満たされたリアクター内にプラズマを投入すると、その構成素子は結合がゆるめられ、物質磁場、推移物質磁場、根源物質磁場はスープ構造の中で自由に運動が出来るようになる。これは特定のリアクター設定と物質磁場の組み合わせにより行われる。

プラズマのスープの中で物質磁場同士の結合が一旦ゆるめられれば、これらの基礎的な粒子を効果的に利用できる。例えば核融合や新物質の生産、リフトや運動など、どのような目的の達成も可能だ。

このような働きをもつリアクターをプラズマ希釈リアクターと呼ぶ。またその希釈のプロセスと知識はプラズマ希釈の原理プラズマ希釈テクノロジーと呼ばれる。(図25)
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図25:プラズマ希釈&重力磁場ポジショニング・リアクターのケッシュ・モデル

リアクターのコア内のプラズマの物質磁場3態を構成していた基本的なプラズマ磁場を、リアクターの構造内または外側の物質磁場、物質、場と相互作用させることで、その効果を利用できる。これが宇宙で行われているやり方である。

さらに大きなプラズマ磁場環境のリアクターでプラズマを希釈して、核分裂、核融合、新物質、物質磁場の生産、エネルギー生成の達成や動力を生み出すことも、原子力業界にとっては一つのオプションである。

プラズマ磁場の結合を解く

プラズマ希釈の過程では、リアクターのコア内に一旦新しいプラズマ・スープが出来上がったら、これら結合の弱いプラズマ磁場のスープは、リアクターコアに新たに投入されたプラズマの物質磁場3態を結合している場と相互作用する。これにより、必要に応じてプラズマの物質磁場3態の結合が解き放たれる。(図26)
 
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図26:物質磁場スープ内で基本的プラズマが希釈されるプロセス

この仕組みではスープ内で解き放たれる各物質磁場の量がコントロール出来、目的に合わせて物質磁場が利用出来るようリアクターの設定が可能だ。

プラズマ希釈テクノロジーは(図27)、プラズマや原子の様々な構成素子を分離させるために使用されている、現存の最新技術である加速器に取って代わるであろう。例えば加速器を使って金属物質にプラズマを高速で叩き付けることで、時たま偶然、反物質(根源物質)磁場を取り出したり、巨大な磁場を使って無理やりプラズマの核融合を起こさせようとする現在の技術の代わりに、プラズマ希釈リアクターが利用できる。

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         図27:物質磁場とプラズマ磁場スープ内の基本的プラズマ、原子、分子の希釈プロセス

プラズマを希釈する方法では、ソフトなやり方でプラズマの構成素子が開いて結合がゆるめられ、その環境内で物質磁場同士が分離できるようになる。物質磁場のスープの中での集合的な相互作用により、それらは目的に応じて特定の物質や物質磁場の構成素子となり、例えば融合ができる。

リアクターで二つのプラズマを融合することも出来る。根源物質磁場が必要であれば、弱いプラズマ磁場を作り出して物質磁場から分離させることが出来る。根源物質磁場の特殊な効果を利用して、強力な重力磁場(マグラブス)の力を生み出すことも可能だ。プラズマ内の残りの物質磁場は希釈されたスープの中に残される。根源物質磁場は、例えば物質や物質磁場の融合など、使用目的が済んだらリアクターの設定を変えて元の原子構造のプラズマに戻すことも可能である。

これらの反応を起こすのに高温や不安定な環境は必要ない。これは物質磁場やエネルギー、運動の普遍的な創造の秩序に沿ったもので、現存の高価なシステムも必要ない。これらのシステムでは如何なる放射性物質も核廃棄物生み出さず、リアクターは安全で持ち運びができる。過去数年の間に設計、開発、実験がされている。

プラズマの磁場の結合力を解放するプラズマ希釈テクノロジーの基礎理論は、未来のエネルギー生産と宇宙飛行の原動力であることは、実験の結果から明らかである。

リアクターのコア内で結合をゆるめられた根源物質磁場の効力は、同じプラズマ内の物質磁場の部分よりも強い場を保有していて、より強い重力磁場(マグラブス)の力を生み出す。私たちは近年、プラズマ希釈リアクターにより常温でリアクター・システムのリフトと重量軽減とを成し遂げた。これはパテントとして報告、申請された通りだ。

根源物質がより強度な特質をもつのは、最初からより強いプラズマ磁場によって生れたためである。プラズマの推移物質磁場の部分は未来の宇宙開発において、摩擦なく船艇を運行させるのに利用できる。また、これらのリアクターは水や空気中から毒性の物質を取り除くこともできる。

推移物質磁場生成の原理をテストした際には、システムが軸に向かって捻じ曲げられたことがあった。これは推移物質が、目には見えない非常に大きな重力磁場の力を保有していることを示している。

「未来はプラズマ磁場がベースになる。プラズマ希釈テクノロジーで制御されたリアクターによる未来は明るい。」と言えるだろう。

著書からの要約はここまで


*ここで述べてるニュークリア・リアクターは、イランで開発、テストされたタイプのもので、リアクターの初期起動に少量の放射性物質が用いられ、この方法はUSBスティックのパテントに収められている。現在イタリアで開発、テストが進められている方式では、ナノ物質でリアクターをコーティングしてリアクターを起動させる、放射性物質を一切使わない非核リアクターである。