2014/07/23

7)中性子は原子核の重力磁場(マグラブス)を安定させている


希釈には薄めるという意味があるがここでは、プラズマ内でギュッと詰まって濃縮されている物質磁場やプラズマ磁場のスープを、リアクターを使って薄めるというイメージのようだ。要するに磁場をゆるめて解きほぐし自由に動きが取れる状態にする、という意味で使っている。


プラズマ希釈テクノロジー

私たちはプラズマや物質磁場、それを組成している基礎的粒子を創生、制御する、という新たな知識を得た。プラズマ希釈テクノロジーは、新しいアプローチでこの知識を利用したものである。これは、エネルギーや動力、医療への応用、新マテリアルの生産ほか、他の多くの分野に新たな可能性を生み出す。

プラズマ希釈テクノロジーは、プラズマの構成素子である、物質磁場3態やプラズマ磁場から成るスープの中で、これら構成素子を希釈した(結合をゆるめた)ものである。それには、特別にデザインされた*ニュークリア・リアクターを用いて、その構造内にプラズマを安全に保有できるような環境を作り出す。

このリアクターは、現存のエネルギー産業のように核廃棄物やCO2などの汚染物質を環境に生み出すことがない。

プラズマの内的環境に類似した、ゆるいプラズマ磁場を作り出せることを理解すれば、リアクター内にプラズマ磁場のスープ環境が作れる。リアクターのコア(炉)内のプラズマ磁場環境を、このスープ中にある基本的プラズマのプラズマ磁場を結合している力(クーロン障壁)に合わせれば良い。リアクターの作動により、この障壁は磁力的に希釈されて(ゆるめられ)ソフトになり、プラズマが開く。プラズマ内の物質磁場3態は、リアクター内の物質磁場3態と場の力からなる薄まったスープの一部となる。

結合の弱いプラズマ磁場のスープ

プラズマ磁場で満たされたリアクター内にプラズマを投入すると、その構成素子は結合がゆるめられ、物質磁場、推移物質磁場、根源物質磁場はスープ構造の中で自由に運動が出来るようになる。これは特定のリアクター設定と物質磁場の組み合わせにより行われる。

プラズマのスープの中で物質磁場同士の結合が一旦ゆるめられれば、これらの基礎的な粒子を効果的に利用できる。例えば核融合や新物質の生産、リフトや運動など、どのような目的の達成も可能だ。

このような働きをもつリアクターをプラズマ希釈リアクターと呼ぶ。またその希釈のプロセスと知識はプラズマ希釈の原理プラズマ希釈テクノロジーと呼ばれる。(図25)
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図25:プラズマ希釈&重力磁場ポジショニング・リアクターのケッシュ・モデル

リアクターのコア内のプラズマの物質磁場3態を構成していた基本的なプラズマ磁場を、リアクターの構造内または外側の物質磁場、物質、場と相互作用させることで、その効果を利用できる。これが宇宙で行われているやり方である。

さらに大きなプラズマ磁場環境のリアクターでプラズマを希釈して、核分裂、核融合、新物質、物質磁場の生産、エネルギー生成の達成や動力を生み出すことも、原子力業界にとっては一つのオプションである。

プラズマ磁場の結合を解く

プラズマ希釈の過程では、リアクターのコア内に一旦新しいプラズマ・スープが出来上がったら、これら結合の弱いプラズマ磁場のスープは、リアクターコアに新たに投入されたプラズマの物質磁場3態を結合している場と相互作用する。これにより、必要に応じてプラズマの物質磁場3態の結合が解き放たれる。(図26)
 
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図26:物質磁場スープ内で基本的プラズマが希釈されるプロセス

この仕組みではスープ内で解き放たれる各物質磁場の量がコントロール出来、目的に合わせて物質磁場が利用出来るようリアクターの設定が可能だ。

プラズマ希釈テクノロジーは(図27)、プラズマや原子の様々な構成素子を分離させるために使用されている、現存の最新技術である加速器に取って代わるであろう。例えば加速器を使って金属物質にプラズマを高速で叩き付けることで、時たま偶然、反物質(根源物質)磁場を取り出したり、巨大な磁場を使って無理やりプラズマの核融合を起こさせようとする現在の技術の代わりに、プラズマ希釈リアクターが利用できる。

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         図27:物質磁場とプラズマ磁場スープ内の基本的プラズマ、原子、分子の希釈プロセス

プラズマを希釈する方法では、ソフトなやり方でプラズマの構成素子が開いて結合がゆるめられ、その環境内で物質磁場同士が分離できるようになる。物質磁場のスープの中での集合的な相互作用により、それらは目的に応じて特定の物質や物質磁場の構成素子となり、例えば融合ができる。

リアクターで二つのプラズマを融合することも出来る。根源物質磁場が必要であれば、弱いプラズマ磁場を作り出して物質磁場から分離させることが出来る。根源物質磁場の特殊な効果を利用して、強力な重力磁場(マグラブス)の力を生み出すことも可能だ。プラズマ内の残りの物質磁場は希釈されたスープの中に残される。根源物質磁場は、例えば物質や物質磁場の融合など、使用目的が済んだらリアクターの設定を変えて元の原子構造のプラズマに戻すことも可能である。

これらの反応を起こすのに高温や不安定な環境は必要ない。これは物質磁場やエネルギー、運動の普遍的な創造の秩序に沿ったもので、現存の高価なシステムも必要ない。これらのシステムでは如何なる放射性物質も核廃棄物生み出さず、リアクターは安全で持ち運びができる。過去数年の間に設計、開発、実験がされている。

プラズマの磁場の結合力を解放するプラズマ希釈テクノロジーの基礎理論は、未来のエネルギー生産と宇宙飛行の原動力であることは、実験の結果から明らかである。

リアクターのコア内で結合をゆるめられた根源物質磁場の効力は、同じプラズマ内の物質磁場の部分よりも強い場を保有していて、より強い重力磁場(マグラブス)の力を生み出す。私たちは近年、プラズマ希釈リアクターにより常温でリアクター・システムのリフトと重量軽減とを成し遂げた。これはパテントとして報告、申請された通りだ。

根源物質がより強度な特質をもつのは、最初からより強いプラズマ磁場によって生れたためである。プラズマの推移物質磁場の部分は未来の宇宙開発において、摩擦なく船艇を運行させるのに利用できる。また、これらのリアクターは水や空気中から毒性の物質を取り除くこともできる。

推移物質磁場生成の原理をテストした際には、システムが軸に向かって捻じ曲げられたことがあった。これは推移物質が、目には見えない非常に大きな重力磁場の力を保有していることを示している。

「未来はプラズマ磁場がベースになる。プラズマ希釈テクノロジーで制御されたリアクターによる未来は明るい。」と言えるだろう。

著書からの要約はここまで


*ここで述べてるニュークリア・リアクターは、イランで開発、テストされたタイプのもので、リアクターの初期起動に少量の放射性物質が用いられ、この方法はUSBスティックのパテントに収められている。現在イタリアで開発、テストが進められている方式では、ナノ物質でリアクターをコーティングしてリアクターを起動させる、放射性物質を一切使わない非核リアクターである。




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